
『失敗を怖がらずに、いろいろなことに挑戦してみよう』

みなさん、こんにちは!札幌の食文化と言えば札幌ラーメンははずせないよね。今回お話をうかがうのは、ラーメン文化を支える会社のひとつ、西山製麺株式会社 生産本部 生産管理課 品質保証担当 西森 直子さんです。それではさっそくいろいろ質問しちゃいます!

西森さんのお仕事内容を教えてください。
私が勤めている会社は麺類(ラーメン、うどん、そば、焼きそば、皮類等)を製造しています。食品会社として皆さんに安全で安心して食べて頂けるように、製品に異常がないかチェックしたり工場内の衛生状況点検をしたりという仕事と、新しい商品の開発も担当しています。

西森さんがかかわった商品にはどんなものがありますか?
健康志向の「野菜と食べる冷やし中華」や「カレーラーメンのスープ」などがあります。期間限定でしたが、雪祭りの会場で販売された「ラーメンまんじゅう」にもかかわることができました。

冷やし中華はこれからおいしい季節ですね。新商品の開発にはどのような苦労がありましたか?
味を決める大変さですね。自分ではおいしいと思っても味の好みは人それぞれ違いますので苦労しました。また「野菜と食べる冷やし中華」では、夏に売り出す商品を、前年の秋から考え始め、冬に冷やし中華を毎日試食するということもありました。でも、商品が完成するとやり遂げた達成感があります。

新しい商品をつくり、私たちの口に入るまではとても時間がかかるのですね?
はい。商品によっては、三ヶ月〜一年位かかる場合があります。

それでは、西森さんの子どものころのお話を聞かせてください。
私は帯広生まれの札幌育ちです。小さいころはどちらかというとおとなしい子どもだったと思います。今みたいにお話をすることができませんでした。だから明るい性格の友達が「いいなぁ」と思ったこともあります。いとこが看護士をしていて「やりがいがありそうな仕事だなぁ」と感じたことがきっかけで小学生のころは看護士さんになりたかったです。進路を真剣に考え始めたのは高校生になってから。そのころ、食べることが好きで栄養士になりたいと思い短大進学を決めました。

子ども時代を振り返って、今のお仕事に大切だなと思う勉強科目はなんですか?
国語と理科ですね。国語力は言葉での意思伝達に大切ですし、商品の名前を考えたりするのに必要だと感じます。理科は細菌や生き物のことを学びますよね。少し専門的な分野にはなりますが、食品衛生ととても関係が深いのです。細菌検査は食品だけでなく、手についた菌を調べたりもします。検査に使う器具はきれいに洗浄し試薬も正しくきっちりと量り使用することがとても大切です。

なるほど・・・・国語と理科がいまのお仕事に役立っているのですね。
お仕事で大変なことはどんなことですか?
そうですね、安全でおいしい麺をたくさん作る生産部門と、スーパーなどの小売店やラーメン屋さんといったお客様と直接お会いし様々な要望を聞いていく営業部門と、意見が合わないこともあります。品質保証担当として双方の意見を伝えたり、説明したりする役割もしていますので、間に挟まれて苦しいと思うときもあります。そんな苦しいことを乗り越えた先に新しい商品が生まれます。

大変なことを乗り越えて、おいしいラーメンやスープが誕生するのですね。
今後挑戦してみたいことは何ですか?
高齢化社会、医療費増加などで健康志向の方が増えてきていますので、体にやさしい商品を作ることです。

それはいいですね! 健康を気にする方は多いですし、きっと喜ばれますね!!最後に、このページを読んでくれている方へメッセージはありますか?
はい。伝えたいのは失敗を怖がらずに、いろいろなことに挑戦してみて欲しいということです。たとえ失敗をしても、もう二度と繰り返さないように気をつけるようになるので、経験と知識が増えます。失敗するのは良いことです。

たくさんのお話、ありがとうございました!
【編集後記】
札幌市の小学校の約7割が見学にくる西山製麺。品質保証というお仕事は、おいしいラーメンを支える大切な役割。「普段スーパーで買い物をしていても、ついラーメン売り場をチェックしてしまいます」と子どものころはおとなしい子だったとは感じさせないくらいに、楽しそうに話す西森直子さん。中学生のころから「変わりたい」と思うようになり、社会人になってからは相手に伝わりやすい話し方を心掛けている、とても前向きで笑顔が素敵な女性でした。(あきたん)

西山製麺株式会社 http://www.seimen.co.jp/