第6回 KKRホテル札幌 児玉浩一さん

『夢を持ち続ける』


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室蘭出身の児玉浩一さんは、KKRホテル札幌の総支配人です。総支配人とは、お客様をお迎えするホテルの総責任者で、"ホテルマンのお父さん"のような存在。とても穏やかな児玉さんにお話を聞いてきました。


 私は小さい頃は野球少年で、小学校3年生のとき親の転勤で東京に引っ越すと、今度はテニス少年になりました。勉強よりテニスの方が楽しかったですね(笑)。

 ホテルに興味を持ったのは、中学生のときに大阪の万国博覧会に連れて行ってもらったのがきっかけかな。万博に来ているたくさんの外国人と英語をぺらぺら話すホテルマンに憧れましたね。

 英語に興味を持った私は、英語を一生懸命勉強し始めました。高校時代は夜間の通訳ガイド養成学校に通い、大学卒業後、アメリカの大学に編入学しました。

 アメリカの大学を卒業して帰ってくると、留学していても社会ではその2年間が浪人扱いされてしまい新卒扱いにならず、自分で仕事を探さなければなりませんでした。

 旅行代理店に就職した私は、営業マンとして全国のホテルを見て回りました。そうしているうちに東京のホテルからお声がかかり、昔の憧れもあって、そこで働くことに決めました。

しかし、それまで外から数多くのホテルを見てきましたが、実際に中に入ってホテルマンとして働いたことはありませんでした。そこでホテルマンのノウハウを知るべく、私はホテルマンの専門学校に通わせてもらいました。そのときの経験は、楽ではありませんでしたが、後にとても役に立ちました。ホテルに入社後、すぐにまた営業をやりたかったのですが、まずはウェイターやベルボーイからでしたね(苦笑)。

 札幌には、営業の仕事ができるということできましたが、その後他のホテルや旅館でも働き、イベントなどの企画もやりました。人に喜んでもらえるのが嬉しかったです。    今は総支配人となったわけですが、職員の幸せとお客様の満足のために、責任を持って働くようにしています。職員とは同じ目線で対等に話をするように心がけ、お客様にはホスピタリティ、つまりもてなしの心を持ってサービスを提供させていただいています。  私の夢としては、札幌には外国人、とくに欧米からのお客様が少ないので「世界中のお客様をお迎えしたい」と思っています。これは、ホテル業界だけの話では済まなくなるのですが、北海道を世界に広めたいと思っているのです。

 将来を担う子供たちに伝えたいことは、自分がやりたいと思ったら最後までやり抜くということです。もちろん、やる前から諦めてはいけません。自分が大きくなったら何になりたいかを考え、夢を持ち続けるということが大事なのです。

 

【取材後記】

今回取材させていただいた児玉さんは、急な取材の申し出にも関らず、とても快く私たちを迎えてくださいました。さまざまな場面での気遣いから「さすがホテルマン!」という印象を受けました。私たちも見習わなければならないなと思いました。紹介しきれませんでしたが、ホテル業界の実状など貴重な話もしてくださり、そのお話も上手なのでつい引き込まれてしまいました。「ホテルはホスピタリティ産業」という児玉さんは、心でお客様と接するホテルマンの鏡なのではないでしょうか。 (記者:杉本彩花 写真:宮田沙季)※今回の取材は、小樽商科大学(3年生)のインターンシップ生が取材をしました。


KKRホテル札幌 http://www.kkr.or.jp/cgi-bin/hotelmain_disp.cgi?sid=03