第13回 株式会社イーストン 高橋 淳子さん

『人は失敗からたくさん学び、賢く、優しく、たくましくなります』


yumetan_s
今回は株式会社イーストン『イタリア居酒屋クッチーナ(南平岸店)』の高橋 淳子さんから中・高校生の皆さんへ夢探メッセージを頂きました。

yumetan_l
高橋さんが『クッチーナ南平岸店』で働くようになったきっかけは、家の近くに『クッチーナ南平岸店』が出来ることを知ったことです。ちょうどお子様が小学生になったのを機に「何か仕事をしたい」と思っていた頃でした。採用が決まった後も「良質なサービスを提供するクッチーナで未経験の自分に務まるか不安な気持ちでいっぱいだった」そうです。高橋さんはキッチン(調理場)の仕事を担当。その当時のことを高橋さんは次のようにお話してくれました。『毎日が教わることばかりで、少しでも仕事を覚えようと頑張りました。最初の頃は気恥ずかしくて、「いらっしゃいませ」の声が出ない。笑顔が作れない。お客様との会話がうまくできませんでした。よく小学生の子供を相手に家で食事を作りながら練習をしていましたね。上司から「こんなピザではお客様に出せない」と言われた時も家で出来るようになるまで練習です。そんな私に子供たちも喜んで協力してくれました。』
そんな努力家の高橋さんからのメッセージを紹介いたします。

 私の仕事は料理を作ることです。ただ作るだけではなく、生産者の人々の気持ちをムダにしないように、私たち作る側もそれをお客様に運ぶホールの人も、1つ1つの食材を、どこでどんな人達がどんなふうにどんな思いで作ってくれているのかを学んでいます。そして「美味しかったよ」とおなかを満たすだけではなく「この店に来て、心もあたたかくなったよ」と思っていただけるようにスタッフ全員が1人ひとりのお客様を思いながら働いています。

 仕事だけに限らず、生きていると楽しいことばかりじゃなく大変なこともあります。それを乗り越える中で人間は成長し、大きくなっていきます。失敗からたくさん学び、賢く、優しく、たくましくなれます。何度も何度も挑戦して失敗したとしても、その中から必ず何かを学びとります。大切なのは、失敗しないことではなく、失敗の中から学ぶことです。自分の頭で考え、自分の手で作り上げる力、成功する行動ができる、少し遠まわりをしてもあきらめずに最後までやりきることだと思います。

 今、子どもの「死」についての悲しいニュースがよく流れていますが、悲しいこと、苦しいこともあるから、他人の痛みがわかる人に成長していくのだと思います。ちょっとだけ目線をかえてみたら、自分を大切に思ってくれている人、必要としてくれている人が必ずいます。子どもはいくつになっても、親にとってかけがえのない宝物です。

 私はこの会社に入ってからもたくさんの本当にすばらしい仲間に出会えました。学生の頃と同じように心から友達と呼べる大切な友達もできました。ここで働かせてもらっていることが、私の自慢であり、誇りです。この会社が、この店が、この仲間が本当に大好きで、そして何よりもお客様がいらしてくださることが純粋に嬉しいと思えます。"これをやらなきゃ"ではなく、"してあげたい"っていう気持ち、そんな大切なものを三十歳後半で見つけたのだから、このホームページを見るお子さんたちには、まだたくさんの輝く宝ものが、これからいっぱい待っていると思います。

 これから仕事につく若い人達へ、どうしても伝えたいことがあります。

 それは正社員にしても、アルバイトにしても仕事をするということは、お金を稼ぐだけではなく、精神面やこれからの人生のために大切なことを学んでいる時間です。たとえば今とは違う道へ進んだとしても、必ず何かの役に立ちます。働くということは人の心を成長させる大切なことでもあります。そして言葉を大切にしてください。相手に伝える感謝の言葉、あたりまえなのに、なかなか言えないありがとうの言葉を大切にしてくださいね。

【取材後記】
 高橋さんは仕事が楽しくできるのは、「お客様が来て頂ける喜び、職場で一緒に働いている人たちとの一体感・・キッチンにいてもお客様、仲間からの信頼」と言います。これからも「感謝の気持ちを形にして伝えることが大切」と話しをされる高橋さんから元気をいっぱいもらってきました。(たかたん)